神奈川地学会2024年度「神奈川の地学広場」プログラム
日時:2024年4月20日(土)
会場:神奈川県立生命の星・地球博物館 講義室(小田原市入生田499)
10:30-11:30 総会(総会終了後から開場)
(総会終了後から開場)
11:40 開会のあいさつ、事務的連絡等
○文献交換会
11:50 文献交換会
文献交換会:持ち寄った文献類を無料で配布します。
#昼休み(文献交換会、ポスター等自由見学)
○研究発表会
12:55 研究発表会:座長あいさつ
13:00-13:20 日本列島をつくろう!〜クラス全員参加型地学パフォーマンスの提案〜
鷲山龍太郎(防災塾・だるま)
関東で120度折れ、フォッサマグナ、中央構造線、花崗岩地帯、付加体、前弧海盆、火山等で構成される日本列島の成り立ちを一クラスの生徒によるパフォーマンスで作り上げる授業を提案する。
13:20-13:40 横浜山手の崩壊と震災跡地を歩く-市立元街小学校の震災を中心として-
相原延光(関東学院中学校高等学校)
明治6年創立の横浜市立元街小学校は関東大震災時には生徒数2597人の大規模校となり、第二山手隧道(震災当時市電本牧隧道)にあって全潰全焼した。山手の地形地質と土地利用図を使用して土砂災害と気象災害の複合災害の危険性を示す。
13:40-14:00 縄文時代の石材の給源と物流を推定する
須藤 清
50年前、横浜での宅地開発により、大規模な縄文遺跡の破壊がありました。採集された石材の給源を推定し、当時の物流を考えます。
#休憩
14:10-14:30 小田原市郷土文化館が所蔵する箱根ジオパークの石材サンプル
一寸木 肇(大井町教育委員会)
小田原市郷土文化館の標本整理をする中で、箱根ジオパークに産出する石材のサンプルが所蔵されていることが判明したので紹介する。
14:30-14:50 神奈川の石材データベース構築に向けて―多様な記録手法の模索―
田口公則(生命の星・地球博)・山下浩之(生命の星・地球博)・丹治雄一(神奈川県立歴史博)・西澤文勝(生命の星・地球博)
県立歴史博物館と生命の星・地球博の「石展」以来、県内石材マップの整備を続けている。三浦半島など地産地消の石材は情報が少なく産地同定が難しい。石材(軟石)データ記録の多様な方法を考えてみたい。
#休憩
15:00-15:20 ドローン撮影とフォトグラメトリーによる地質柱状図の作成
柴田健一郎(横須賀市博)・西田尚央(東京学芸大)・松川正樹(東京学芸大)
ドローンとフォトグラメトリーを用いて3Dデジタル露頭モデルを構築し、柱状図を作成した。横須賀市荒崎の中新–鮮新統三崎層と、岩手県岩泉町の下部白亜系平井賀層で検討した結果、信頼できる柱状図が作成された。
15:20-15:40 南足柄市黒白地域の火砕岩
中村俊文(南足柄市教育研究所)
黒白地域の沢には、安山岩質火砕岩、それを不整合に覆う箱根火山起源の玄武岩質火砕岩が露出している。火砕岩中には「足柄黒白1(1.77±0.08 Ma)」、足柄狩川flow1、火砕サージ堆積物、黒白断層面等が見られる。
15:40-16:10 ポスター等自由に見学、文献交換会
16:10 閉会の挨拶
#会場片付け
16:25 撤収終了
懇親会
夕方、小田原駅周辺にて開催(参加申込は、「神奈川の地学広場」参加登録申込フォーム)