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活動報告  第7回 神奈川の地学広場

チラシ)

〇日時  2019年3月21日(木祝) 
     開会12時50分  閉会16時20分
〇会場  神奈川県立生命の星・地球博物館 

《基調講演》 13:00~14:40神奈川の地学好きが集うフォーラム。一般の方の関心も高く、参加70名。

演題 「君は台風列島で生き延びることができるか?」詳細チラシ 

講師  筆保弘徳氏(横浜国立大学)講演スライドを公開していただいています。

近年の台風の傾向とこれからの進化、さらに世界初の台風ハザードマップ開発など台風研究の第一線の取り組みを熱く講義。興味深く、学びの深まる基調講演でした。

《ポスター発表》15:00~16:20 16;20 閉会 (挨拶)

ポスター発表

1「金太郎ジオまつりにおけるワークショップの1例」 一寸木肇・倉科萌・南足柄ジオガイドの会

 【概要】昨12月、南足柄市地蔵堂において、表記のイベントを行った。地域を活かすことと今年の干支(亥)を念頭に行った紙芝居『いのはながたけのはなし』とストーンペイントについて報告する。

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2「箱根火山の立体模型をつくろう!」 道家涼介(神奈川県温泉地学研究所)

 【概要】温泉地学研究所や箱根ジオパークにおけるアウトリーチ活動で用いている、お弁当パックのふたを使った箱根火山の立体地形模型作製について紹介する。


3「第10回丹沢石の日活動報告」 門田真人・飯島俊幸 

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  【概要】1月4日を「石の日」として、丹沢山地の地学的遺産を保存し観察ができるように整備する有志がいる。今回は39人参加で、西丹沢「小菅沢の枕状溶岩」を整備したので、その活動を写真で紹介する。                (パネル2枚)

4「丹沢ジオブラ・ボー ~大地の誕生に触れ、自然と登山文化の調和・共存をめざす」

  里見 豊(日本山岳ガイド協会認定登山ガイド)

 【概要】悠久の時の流れに、南の火山島にすぐワープできる丹沢ジオ遺産をガイドの立場から巡るサイト紹介や、山頂から見渡す大地誕生のジオ解説など、丹沢のリピーターを増やすことを目的にしたガイド活動の1例を紹介する。       (パネル2枚)

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5「地区防災計画作成に地学的見地を活用する 

~地域の防災に地学研究・地学教育はどう貢献できるか~」 鷲山龍太郎

 【概要】これまでの災害の反省として、「まさか!」という言葉が象徴するように、住民が地域の災害履歴やリスクを理解していなかったことがある。平成30年に教職を退任し、自治会等の地区防災への講演やワークショップの行ってきたが、該当地区の地学的理解を進め、災害リスク、住民の対応など考えるワークショップを行ったので、その様子や今後の防災教育の方向性について議論したい。資料スライド

8.25神奈川大学大規模災害対策研究プロジェクト.008

貞観陸奥地震の災害履歴と再来リスクが広く教育されていれば…

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阪神淡路大震災の慰霊式典。現地の人に聞いても、「ここで地震が
起きるとは、夢にも思わなかった…。」との声が。

8.25神奈川大学大規模災害対策研究プロジェクト.084


6「世界遺産屋久島の岩石と鬼界カルデラ起源の火砕流について」 

渡邉雅人・原田大貴・川内野裕介・田村 陸(関東学院中学校高等学校)

 【概略】世界遺産屋久島を地学部の夏合宿で訪れたので、サンプルを展示し、概要を報告する。①屋久島花崗岩 ②菫青石ホルンフェルス ③鬼界カルデラの火砕流堆積物 ④小瀬田火砕流

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素晴らしい!関東学院中学校高等学校みなさんの屋久島現地体験に基づく発表。

7「平成最後の災害『平成30年北海道胆振東部地震』を体験して」 相原延光

 【概要】平成7年阪神淡路大震災は「大地動乱の再来」で史上初の震度7や危機管理、ボランティア元年などの新語を登場させた。内陸地震は低頻度の大被害だが都会で起きれば家屋倒壊、里山なら山体崩壊だ。そして海溝型地震の津波災害は高所避難が叫ばれる。これらは全て「想定外」か。北海道の地震は、日本の経済を支える観光とエネルギーの課題を残した。改めて地域の災害特性を活かした防災教育を説く。


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8「厚木市愛名の環状3号線工事にともなう露頭について」 野田啓司

 【概要】2018年8月に縦最大8m、横90mの露頭面にTPが連続して見られ、下位にはAPまで確認できた。また、12月には新たな工事によりAPより下位のYP、Pm-1、いくつかの箱根起源の軽石層、最下位にPlp-7を確認した。なお、Klp-7からYPまでの縦4.2m、横0.8mの剥ぎ取り標本を作製した。 

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野田氏、門田氏による、厚木市愛名の環状3号線工事にともなう露頭剥ぎ取り標本も登場

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