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2024年度事業・行事報告

イベント報告

神奈川地学会主催講演会「長谷川善和先生、骨を語る」開催

日時:2023年11月12日(日)13:30~15:00

講 演 横浜国立大学名誉教授 長谷川善和 博士

司 会 国立科学博物館    真鍋  誠 博士

聞き手 国立科学博物館    甲能 直樹 博士

 共催の地球博を会場に、大型古生物研究の大家、長谷川善和先生をお招きしてご講演をいただきました。横浜国立大学で教鞭を執られていた当時の愛弟子の真鍋博士、甲能博士にも加わっていただき、夢のような講演会が実現しました。

 話題の中心は、2023年に報告された静岡県で発見されたトラの化石についてでしたが、一つの化石から得られる情報の難しさや研究の面白さなどについて、豊富な研究成果の中から様々な事例を用いて、来場の小学生にも大学生にも分かり易くご説明いただきました。

 長谷川先生のエネルギッシュなご講演に、研究にかける情熱が伝わってくるとともに、優れた研究者を輩出された研究室のゼミの様子を拝見しているようにも思えました。


日本の古生物研究のレジェンド、長谷川博士が、化石との出会いのドラマや、
骨からの種の見分け方のポイントを熱く語られました。


真鍋博士の司会のもと、長谷川博士と甲能博士との対談で
化石研究の真髄に迫りました。


講演終了後、ファンの子どもたちなど参加者と交流の時間をいただきました。

活動報告
「ぼうさいこくたい2023in神奈川」へ出展 盛況でした

 「ぼうさいこくたい」は、全国の防災に関する活動をしている諸団体の情報交換と交流を目的とした大会で、本年度は9月17日(日)18日(月・祝)の2日間、横浜国立大学を会場に、神奈川県で開催されます。そこで神奈川地学会としても、地学的な見地から、防災への提言をすべく、参加をすることになりました。具体的には、門田真人氏に「関東大震災を引き起こした神奈川の大地と地質『丹沢の谷にサンゴの化石』」、相原延光氏に「複合災害としての関東大震災~地盤災害と同時多発火災~」と「関東大震災の被災地を歩く/関東大震災の震源域の遺構から学ぶ防災」についてj実物・ポスター展示をもとに発表しました。2023.9.25
 大会参加者は、一万六千人と発表。多くの人が会場を訪れ、化石、岩石に触れたり、地学会会員との交流を通して、神奈川県の生い立ちと関東地震との関係に興味をもって学ぶ様子が見られました。

防災推進国民大会「ぼうさいこくたい2023」神奈川地学会マイページ

ぼうさいこくたい2023「オリジナルセッション神奈川Os7」独自HP
           (神奈川地学会出展 講演要旨・資料リンクあり)

大正関東地震が神奈川直下のプレート境界型地震で
あったことを、南海からプレートに乗って運ばれてきた
サンゴ化石などで説明。

教育学部等101講義室後方に貴重な化石類を展示

多くの参観者が視察


堀井学内閣府副大臣も興味深く視察


神奈川地学会ぼうさいこくたいチラシダウンロード

ぼうさいこくたい2023KANAGAWA公式HP

オリジナルセッション神奈川Os-7HP

活動報告 

水の力が育んだ秦野
〜関東大震災から100年、台地の街並みをめぐるジオ散策〜 開催しました


大正関東地震から100年となる節目に秦野をめぐります。水無川扇状地に作られた台地と水利、水道整備や関東大震災からの復興をきっかけとする看板建築といった街並みの歴史など、地学的、歴史的、地理的な視点で秦野を堪能する街歩きをしました。

◇月日:2023年7月9日(日)

◇参加:18名

◇コース予定:秦野駅→弘法の清水(秦野盆地の湧水)→軽便鉄道跡→命徳寺(水無川の河岸段丘と段丘崖)→片町通り(五十嵐商店)→本町四ツ角→鴨居稲荷→イオン(専売局)→さかえちょう公園→曽屋神社(水神)→曽屋水道記念公園→天徳寺→本町小→秦野駅(解散)

◇案内者:田口公則会員(県立生命の星・地球博物館)


報告 2023年度神奈川地学会総会開催 5月28日(日)

 全議案が承認され、新年度体制がスタートしました。

神奈川県立生命の星・地球博物館講義室に久々の対面で開会。

2023年度役員挨拶 谷圭司 新会長を代表とする新体制発足。

話題提供 一人15分で多様な地学研究や実践を発表。

笠間友博前会長による博物館周辺巡検
「入生田周辺の堆積物観察会」

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