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2021.4.25 神奈川地学会2021年春の巡検実施写真レポート


神奈川地学会主催・湯河原巡検実施しました

  「星ケ山公園・箱根外輪山の林道露頭観察会」

南郷山北側の林道単成火山群を構成する火砕丘堆積物

国土地理院地図 (標準地図+陰影起伏図)3D表示(縦倍率2倍)に加筆

南郷山北側の林道(地図未掲載)で単成火山群を構成する火砕丘堆積物などを観察。星ケ山、南郷山などからの真鶴半島や岩などに流れ下る溶岩流や火砕物、新旧の富士・箱根テフラを観察しました。
コロナ禍で、行事実施が難しい中、感染症対策を徹底しての開催でした。

◇日時:2021年4月25日(日)晴天下実施 参加11名

◇集合:湯河原町役場第2駐車場 9:30 解散:15:30

◇コース:湯河原町役場第2駐車場→星ケ山公園(さつきの郷)無料駐車場→小道地蔵堂寺屋敷駐車場→徒歩で林道露頭を観察→南郷山→小道地蔵堂寺屋敷駐車場→星ケ山公園(さつきの郷)無料駐車場→湯河原町役場第2駐車場解散  

◇案内者:笠間友博(箱根ジオミュージアム)2021年度総会にて現会長

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星ケ山公園(さつきの郷)無料駐車場にてミーティング
笠間友博氏の案内で、65万年の箱根火山噴火の歴史の南東斜面における
露頭から、その歴史のいくつかの局面を解き明かしていく巡検です。

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最初の露頭は、比較的新しいローム層。黒ボク土を観察。

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ローム層の中でも一際目立つ縄文時代中期の黒いローム層の謎に思いを巡らせる。

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真鶴半島につながる箱根火山南東方向の単成火山群を眺める。

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箱根竹のヤブを漕いで目標の地点に向かう。

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林道の露頭にて箱根南東、単成火山群の火砕物を観察する。

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多様な火山噴出物から、真鶴半島や岩方面に流れた溶岩流とのつながりを観察。

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ラバボールを割ってみる。粘度の高い溶岩が斜面を転がりながら火山灰を表面にまとったもの。

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様々な年代のテフラの層が観察できる露頭。多様な噴火活動が十数万年も地層に残されている。
箱根火山の研究者、笠間友博氏の箱根愛を感じながら、多様な地層から過去の噴火活動を読み解く地学の醍醐味を満喫できました。

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初夏の晴天のもと、笠間友博氏の案内で、真鶴半島の形成や岩などの溶岩群、箱根南東斜面の火山群の多様な噴火活動を観察することができた巡検でした。
全体指揮、一寸木肇会長(左から5人目)による最後のまとめ。コロナ禍で一寸木会長、2年間の統括ありがとうございました。4月書面総会にて、会長は笠間友博氏(左から3人目)に継承されました。

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