霧の中、火口底に到着
ここでも深成岩の捕獲岩が見られる。
それに対してこれは?
火山弾 吹き上げられたマグマが空気中で冷えながら飛んで落下した。
生々しい形の火山弾もある。
火口底から見上げる岩脈、十二薬師。これが爆発的な宝永噴火をもたらした、マグマ。
火口底から見上げる赤岩
3500年以前の山頂噴火による溶岩流。貫入した宝永噴火のマグマはこれを突き破って爆発的に噴火した。
一見水を通しそうもないが、無数のクラックが入っているので、富士山は大量の水を溜め込んでいる。溶岩とスコリア層に入り込んだ水が白糸の滝などに現れる。
宝永火口を後にする。ここからはかなり雨に降られた。8時集合の意味がわかった。宝永火口付近の天候を知る人の判断である。
霧の中に次々に現れてくれた宝永火口の姿に感動し、学びを深めることができた充実した巡検でした。